2018-07-11 第196回国会 参議院 東日本大震災復興特別委員会 第6号
○参考人(大西隆君) ありがとうございました。 たまたま数日前にある建設会社の関係者の方と話をする機会があって、その方は、福島の廃炉に関連した、今はまだ予備的な段階ということでもありますけど、ロボットを使って様々に調査をするということに携わっている方でしたけれども、相当建設業といってもいろいろな分野に及んでいて、ロボットを使ってデブリがどういう状態にあるのかということを探索するようなことも建設業の
○参考人(大西隆君) ありがとうございました。 たまたま数日前にある建設会社の関係者の方と話をする機会があって、その方は、福島の廃炉に関連した、今はまだ予備的な段階ということでもありますけど、ロボットを使って様々に調査をするということに携わっている方でしたけれども、相当建設業といってもいろいろな分野に及んでいて、ロボットを使ってデブリがどういう状態にあるのかということを探索するようなことも建設業の
○参考人(大西隆君) ありがとうございました。 福島の今に関するお尋ねですが、御承知のように、福島に先んじて復興事業様々行われた岩手、宮城でも、一番地元の方々の要請、要望が強かったのは高規格の道路だったわけです。縦貫道路が当初の予定を早めて整備、まだ途中、途上であると思いますけれども、整備されてきているということで、やはり総合的に必要性が高いもの、優先順位が高いものということになると、今日ではしっかりした
○参考人(大西隆君) 時間を頂戴しまして、陳述させていただきます。 お手元に、関係資料として事前にお届けしたもののほかに、机上資料として二点あります。そのロードマップ二〇二〇と書いた方が前半の資料になります。後半の最後の部分で拙稿、「福島復興の現状と課題」と書いた論考の一部を引用することになります。 私は、福島12市町村の将来像に関する有識者検討会の座長をしております。これは二〇一四年十二月に設置
○大西参考人 はい。 それでは、最後に、若手アカデミーの活動について一言だけ申し上げます。 次世代の科学者が、専門分野の探求と同時に、広い視野で社会における科学のあり方について見識を深めて活動していくことが大事だということで、若手アカデミーの活動を私どもとして非常に重視して行っています。 以上、かいつまんで私どもの活動について報告させていただきました。ありがとうございます。
○大西参考人 委員から「日本学術会議の機能強化について」という報告を配っていただいていると思います。それに関連して答弁をさせていただきます。 この報告は、二〇〇五年に施行された日本学術会議法の改正による諸改革からちょうど六年目に、国民の期待に一層応えるための日本学術会議のあり方についてみずから機能を点検して、改善すべき論点を整理したという報告でございます。 その背景は、いわゆる社会における科学という
○参考人(大西隆君) 最初に質問がありましたので、私から最初にお答えさせていただきます。ありがとうございました。 基幹産業、御指摘のように外需、地域にとっての外需に対応する産業ということになります。日本の人口が、さっき少しお話し申し上げましたけれども減っていく、かなりドラスチックに減っていくということは覚悟しなきゃいけないということなので、地域という場合に、従来よりもその地域の経済圏あるいは生活圏
○参考人(大西隆君) ありがとうございます。 一般には、例えばNPOなんかに入って、そこの意見が政治に反映される、地方政治を含めてですね、ということは随分進んでいるんではないかと。今日のお二人もそうした団体に入っておられるということであります。私も地域の団体で活動したりはしています。そういう場合には、特に時間が、昼間例えば仕事があるという方でも、そうした団体を通じて意見を表明できたり、あるいは、ある
○参考人(大西隆君) ありがとうございます。 機会をいただきましたので、今日は、少子高齢社会における地域・まちづくりの在り方というタイトルでお話をさせていただきます。 この調査会のカバーしているテーマがかなり幅広いので、私の話がどこにうまくはまるのかとちょっと自信がないところもありますが、私の専門と本調査会の趣旨との重なる部分ということで、特に地域・まちづくりの在り方というところに焦点を当てて話
○参考人(大西隆君) 私が今のテーマでよく引き合いに出すのが、日本の路面電車とアメリカのLRTといいますか、路面電車の比較です。 日本では路面電車を復活させようという声強いんですが、実態としては最盛期千二百キロぐらい総延長があったものが今二百キロ強ぐらいに、減少の一途をたどっていると思います。一方で、アメリカのポートランドという西海岸の都市ですが、八〇年代の終わりから今までLRTを延伸して、ゼロから
○参考人(大西隆君) 私は、先ほども申し上げましたけれども、大都市においては今委員御指摘のように増加が頭打ちになるということですので、ここ数十年の間というのは余り都市の過密を心配せずに都市の再生を進めることができる時期になるんではないかということで、私の意見では、先ほど申し上げたようなオープンスペースの確保とか、そういうことを通じて居住環境全体をレベルアップしていくという政策にじっくり取り組んでいくことが
○参考人(大西隆君) 御紹介いただきました東京大学先端科学技術研究センターに勤務しております大西といいます。どうぞよろしくお願いいたします。御指示でございますので、着席のまま発言させていただきます。 当委員会には、今日のテーマである都市再生について非常にお詳しい専門の方がたくさん委員としていらっしゃっておりますので、私がこれから述べることがどれぐらい参考になるか心もとないところもございますけれども
○大西参考人 私への質問は、分散型分都の形態ということで、特に分散を行政府に対してどういうふうに行うのかということであります。 堺屋先生の御主張も、私、勉強させていただきまして、傾聴に値する御主張だというふうに思っております。 この議論は、そもそも、今まで一括移転ということでやってきましたので、どういうふうに行政を分けて立地することができるのかということをまだ余り詰めてやられていないと思いますので
○大西参考人 先ほども申しましたけれども、私は、一括移転と私の分散型分都、分散型移転というのが、一番大きな論点としては、今の時代にどちらが適当かということだろうと思うんですね。理論的といいますか、形としては世界にも両方が存在しておりますから、両方の可能性があるんだろう。しかし、日本が今置かれている状況でどちらがいいのかということが重要な論点だろうと思います。 その意味では、先ほども申しましたけれども
○大西参考人 こういう機会を与えていただきまして、どうもありがとうございます。東京大学の大西と申します。 私は、かねてから首都機能移転についてもちろん関心を持っておりましたが、特に現在、法律等によって定められているような、一括して一カ所にすべての首都機能を移転するという方法でかなり大きな都市をつくるというやり方に対して疑問を持っておりまして、もっと現代的な首都機能移転というのがあるのではないかというふうに
○参考人(大西隆君) 今、和田さんがおっしゃられましたことにつきましては、私が実際に仕事をしておりまして非常にいろいろと痛感するところもたくさんございます。 と申しますのは、私の事業は衣料品の卸売業でございますので、小売店さんが廃業なさって商店街にシャッターがおりるとかいうケースが最近あちこちで起こっているわけでございますが、そのようなケースも身近に知りながら私の考え方を申し上げたいと思います。
○参考人(大西隆君) 私の体験で申しますと、この八月の終わりから九月の初めに東南アジア諸国を大阪商工会議所の視察団で回ってまいりまして、そのときに各国のトップの方々といろいろとお話し合いをいたしました。 日本の経済が戦後このように発達したのは、一つに、やはり中小企業政策が間違っていなかった、中小企業政策が正しかったために中小企業が頑張って、そして国家の経済を支えてきたというふうな理解をしておられました
○参考人(大西隆君) ただいま御紹介いただきました、日本商工会議所中小企業委員会の委員長を務めております大西でございます。また、同時に私、大阪商工会議所の中小企業担当の副会頭も務めております。どうぞよろしくお願い申し上げます。 本日は、御出席の先生方におかれましては、商工会議所の事業活動に対しまして日ごろから深い御理解と力強い御支援を賜っております。この場をおかりしまして厚く御礼を申し上げる次第でございます
○参考人(大西隆君) 世界都市ということを考えたときに、東京に何が欠けていて、首都機能移転がそれゆえに必要なんだというところですが、私は生活の質がやっぱり東京に欠けているというふうに思っているわけです。 これはたまたま持ってきた国土庁でつくった首都機能移転の最新のパンフレットですが、これをごらんになっておられると思いますが、見るとトンボ釣りをしている写真があったり魚釣りをしていたり、非常に牧歌的な
○参考人(大西隆君) 今の点でございますけれども、私は、説明でも申し上げたように、首都機能というのを、東京を捨てて別な都市をつくるというふうに思っているわけではないんです。むしろ、東京にある機能のうちの一部を、日本全体の活力というのは損なわずに、過密な場所からちょっと別な場所に移す、あるいは防災性の向上のために少し離れた場所に移す、その両者が緊密な関係を維持し続けるということで、全体としての機能は損
○参考人(大西隆君) 御紹介いただきました大西と申します。 お手元に「国会等移転の今日的意義と移転のあり方」と題しましたメモを配付させていただいておりますが、それに沿ってお話をさせていただきたいと思います。 私は、結論的には条件つき賛成派というようなレッテルが張れるのかなというふうに思いますが、そういう立場からお話しさせていただきます。控室では猪口先生と論争が始まって、やや押されぎみでしたが、二人
○参考人(大西隆君) 施設をつくる制度というのは、要するに社会資本に投資する制度でありますが、これは公共的なシステムとして日本の中にできているわけです。 施設を使う制度といいますか、例えばスポーツというふうにおっしゃいましたが、地域のクラブのような組織があって、そこに入ることによって施設を使える、そういう地域のスポーツクラブのようなものについては、例えば旧西ドイツというような国に比べて日本は全く未発達
○参考人(大西隆君) 私は大学で国土計画という講義の中で社会資本についても触れているんですけれども、後でそれをお借りして学生の講義に使いたいと思います。 おっしゃるとおり、非常に硬直的なんですね。しかし、明治から社会資本の配分比率をずっと調べた研究なんかを見ますと、やはりかなり大きく変わってはいるんです。したがって、我々の置かれている時代というのは、変わらないというのは問題なんですが、しかしこれは
○参考人(大西隆君) 御紹介いただきました大西といいます。 お手元にうまく配られているかどうか、おくれて提出いたしましたものですからちょっと自信がないんですが、「社会資本整備の課題と基本的方向」という三枚のレジュメがお配りしてあったらごらんいただきながらお聞きいただきたいと思います。 最初に、私が申し上げたいのは、社会資本整備というきょうのテーマに関連して、現在大きな転換期にあるんではないかという